令和4年度の各種決算を審査

事業見直しに、EBPMの徹底を

質問

県は「事業ごとにEBPMの視点からスクラップ&ビルドを徹底した」としている。令和4年度は対象の1.699事業のうち縮小が523事業、廃止はわずか44事業である。従来のシーリングによる圧縮と何が違うのか?もっと従来にない、挑戦的な取り組みが必要だと考えるが・・・

答弁

従来のシーリングは一定の削減率を示し、各部局に事業の見直しをお願いするものだ。それでは、予算額は減るが、部局の手間は減らず、かつ事業の効果も少し下がってしまうというジレンマがあった。

そういう中で、EBPMの取り組みにより、事業の必要性は有効性を検証する取り組みを始めたところである。さらに、令和4年度においては、EBPMに有識者会議を開催して、外部のご意見を頂きながら、EBPMにの基づく見直しを始めたところだ。

☆ EBPM(エビデンス・ベースド・ポリシー・メイキング)とは

政策の企画の政策目的を明確化したうえで、合理的根拠(エビデンス)に基づくものとすること。政策効果の測定に重要な関連を持つ情報や統計などのデータを活用したEBPMの推進は、政策の有効性を高め、行政への信頼確保に資するものとされる。