先日、障がい者福祉のあり方について学ぶ機会を得ました。

北本市内中丸地区などでグループホームを運営している「あおいとり」の地域連携推進会議にお招きをいただき、障がい者福祉の将来像などについて、意見交換を行いました。
「地域連携推進会議」は、施設利用者やその家族、地域住民、福祉の知見を有する人、行政担当者などで構成される会議体で、事業者が施設運営の状況を報告するとともに、施設への要望や助言を聞く場です。本年度より、障がい者グループホームを運営する事業所は、推進会議の開催が義務づけられています。あおいとりでは、初めての開催でした。
意見交換で私は災害時の対応に関して質問しました。やり取りは次の通りです。
質問 災害時には、地域の皆さんに助けていただくことになると思う。地域の皆さんとのつながりが大切だが、自治会加入などの取り組みはどうされているのか?
担当者 中丸地区の施設は戸建てタイプなので、施設として自治会に加入している。東間地区の施設はアパートタイプで、利用者の中には自立度が高い人も多く、自身のグループホーム入居が情報として伝わることや、地域活動参加に不安を示す利用者も少なくない。
近年、自然災害が猛威を振るう場面を多く目にする現状を踏まえると、地域住民とのつながりや絆をどのように構築し、維持していくかは大きな課題だと感じました。
あおいとりは、北本市内でグループホーム5棟を運営しており、主たる入居対象者は知的障がいや精神障がいのある方です。年齢は15歳以上の男女となっています。
今後も、障がいのある方や福祉事業者の声を丁寧に聞きながら、地域の障がい者福祉の向上に全力で取り組んでいきたいと考えています。
