一問一答式で行った一般質問では、具体的な提案を織り交ぜながら県の姿勢を質しました。
金利ある世界を意識した産業政策への転換を
質問 2%の物価安定をいう緩やかなインフレーションや金利のある世界の定着は、企業の業績の拡大や産業の新陳代謝を促すとされ、民間主導で設備投資や賃金を伸ばす好機となる。当然、県としての産業政策はこうした経済情勢の変化を踏まえるべきだ。デフレ下の発想からの脱却が必要であり、生産性の向上や賃上げに資するDXの取り組みなどを加速させるべきだ。過度な支援や補助は見直して、企業の自立を促すべきではないだろうか?
知事 企業が時代の変化に柔軟に適応し、自ら稼げる力を高めるよう、後押しすることが重要だ。企業支援においては、コロナ禍における、いわば「止血」を目的とした補助からの転換が必要だ。私は予算編成などに際し、幹部に「これからは補助から投資への時代に転換する」と話しており、持続的で強い経済の構築を目指し、社会経済環境の変化をビジネスチャンスに変えることができるような補助に徐々に変えていっていることろだ。