先日、国道17号上尾道路の建設を促進させるために設置されている期成同盟会の本年度総会に出席し、国などへの要望事項を取りまとめました。

上尾道路は、国道17号の上尾市から鴻巣市の間の交通混雑の緩和や沿道環境の改善(さいたま市などへのアクセス強化など)を図るために建設が進められている道路で、さいたま市西区宮前町から鴻巣市箕田までの延長20.1㌔㍍を対象区間とするバイパス道路です。
現在、Ⅰ期区間(さいたま市~北本市石戸宿)は、一部2車線ではありますが開通済みで、Ⅱ期区間(石戸宿~鴻巣市)は開通に向けた整備が進められています。
鴻巣市で開かれた本年度総会には、沿道の上尾、桶川、北本、鴻巣など各自治体の市長や、県議会議員などが出席。国などに対して行う要望などを取りまとめました。なお、私は引き続きまして、期成同盟会の顧問の職をいただきました。
国への要望事項は次の通りです。
❶Ⅱ期区間の早期供用が図られるよう、速やかに用地買収や工事を進め、一層の事業推進を図ること。
❷Ⅰ期区間の全線4車線化供用に向け、更なる事業推進を図ること。
❸切れ目なく、継続的・安定的に国土強靭化の取り組みを進めるため、引き続き、必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保すること。
北本市内の対象区域に関しては、2023年11月、鴻巣市との境(北本市北部)から県道東松山桶川線までの設計説明会を実施しており、現在、高尾地区、荒井地区において、用地取得に向けて用地調査を実施しています。
道路網の整備は、企業立地や地域間交流を促進するほか、災害時における救援物資の搬送といった防災力の強化や、医療支援などにも資するため、早期の整備が不可欠です。一日も早い全線開通に向けて、全力で取り組んでいきます。
