臨時県議会で医療療養体制の強化決まる。

8月27日、臨時県議会が開催され、ひっ迫する医療・療養体制の強化策が決まりました。

①酸素ステーションの設置

  新型コロナウイルス感染症の自宅療養者のうち、入院が必要と判断された患者の搬送先が確定するまでの間、緊急的に酸素投与を行う施設を設置します。県内4か所を設置予定です。なお、ベッド数は1か所当たり15床で、計60床となります。

➁酸素療法及び抗体カクテル療法の実施

  現在、県内には14の宿泊療養施設があり、中等症の患者に酸素療法を実施します。また、宿泊療養施設1か所を臨時の医療施設とし、抗体カクテル療法を実施します。軽症の患者のうち重症化リスクのある患者を対象に同療法を実施します。

③後遺症への対応

  新型コロナウイルス感染症に感染すると、回復後も様々な後遺症が報告されている一方、後遺症に対する知見が少なく、後遺症外来を標榜する医療機関がほとんど存在しないのが現状です。このため、県内の8医療機関に後遺症外来を標榜してもらい、様々な後遺症に悩む患者の診察を行い、診療事例を蓄積してもらいます。